鍼灸香里治療院

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末梢性顔面麻痺に対する医療機関での治療

医療機関での標準治療

発症して間もなく、 発症後1~2週間であれば 病院ではステロイド剤の点滴や内服による治療か行われます。 また、麻痺、 ハント症候群に対しては抗ウィルス薬が投与される場合もあります。 それでも改善が見られない場合は、顔面神経減荷術という手術が行われることもあります。

上記の治療を終え、さらに経過観察などを行い 発症から1年ほどで医療機関での治療は終わるケースが多いです。 病院での治療中も筋肉の萎縮や拘縮を予防するために、マッサージなどのセルフケア、鍼灸、リハビリテーションなどが重要です。

『顔面神経麻痺ガイドライン』の中で鍼治療が推奨に

2023年には日本顔面神経学会が作成する 『顔面神経麻痺診療ガイドライン』 の中で、新たに鍼治療が末梢性顔面神経麻痺に対するリハビリテーションにおいて、推奨の分類に加わりました。強く推奨とされるのは、ベル麻痺へのステロイド治療、ハント症候群への抗ウィルス剤治療です。ただ、それでも 回復が確約されるものではない難しい病状といえます。