顔面神経麻痺に鍼灸とスーパーライザー
当院では顔面神経の走行と顔面部の経絡の走行を考え、鍼とマッサージで 途絶えている神経に刺激を与えることで 表情筋の動きを改善へと導きます。
- 原因となっている神経節の炎症の鎮静化
- 血行促進
- 顔面部の循環の改善
- 筋緊張の緩和

また、生体深達性の高い波長光を照射する光線治療器「スーパーライザー」を顔面神経麻痺の施術に使用しています。
近赤外線治療器「スーパーライザー」の持つ以下の効果を併用することで早期の回復を目指します。
- 炎症を抑える(抗炎症作用)
- 神経再生の促進(細胞の活性化)
- 血流促進(交感神経の抑制)
当院では2024年6月に最新モデルを導入。光源にLEDを採用することで熱を発しにくくなりより安全に、また照射される光のエネルギーがこれまでのものより増大し、より強く深くまで届けられるようになりました。

ただし高血圧や糖尿病の合併症として発症された方は、回復に期間を要する場合がありますので来院時にご相談ください。
鍼灸施術を始めるタイミング
顔面神経麻痺は、日数が経過すると 回復に時間がかかる、神経の再生が始まってしまい効果が期待できなくなる、後遺症のリスクが高くなる、などが心配されます。 出来るだけ早く治療を始められることが望ましいのですが、治療をすれば必ず治るとは限らず、医療機関での治療で改善しない方もおられます。
鍼灸も病院の治療と同様に、早く始めていただく方が 違和感のない元の状態を目指すことができ、また後遺症についても早めの対応ができます。
出来るだけ早いタイミングで始めていただく事をおすすめしていますが、医療機関での治療が終わり、1年前後経過した時点で鍼灸を受けに来られる方も多くいらっしゃいます。
一定期間 経過した時点で、症状に変化がなく、ご心配な方も ご相談にいらしてみてください。
日本顔面神経学会での研修とリハビリテーション技術講習会について
当院の鍼灸師は日本顔面神経学会の会員で、毎年行われる学会での研修や、リハビリテーション技術講習会に参加し、またその認定試験に合格しています。
多くの医師から発信される治療やリハビリテーションなどに関する新しい技術を、毎年学び最新の施術法としてフィードバックしています。
鍼灸であれば、どこでも同じ施術が受けられるわけではありません。また、無理なマッサージ等 行うことで間違った神経とつながるなどして後遺症につながるリスクもあります。 顔面神経麻痺への適切な判断とリハビリテーション指導が行えることが重要になります。このあとの当院での症例も参考に、ご相談いただければと思います。