顔面神経麻痺とは、突然、顔面の神経が機能不全を起こし、顔の片側に現れる麻痺症状や表情筋の筋力低下のことです。

麻痺の症状

麻痺の発症している側で、以下のような症状が見られます。

額・眉

• 額や目元にしわが入らなくなる
• 眉を動かすことが出来ない
• 涙が出にくくなる

耳

• 耳が聞こえにくい
• 聴覚過敏

目・頬

• 目を閉じる事が出来なくなる
• ほうれい線が消える

鼻

• 小鼻を動かせない

口

• 口元が片側に引きつる
• 口の端から飲食物がこぼれる
• 味覚の低下
• 唾液が出にくくなる
  
  

損傷を受ける神経の箇所によって起こる麻痺の症状は違いますが、この中のいくつもの症状が複合的に現れる場合が多いです。

考えられる原因

原因不明と言われることが多いですが 以下の神経の変性、すなわち顔面神経の走行上のどこかで神経が損傷を受けることで発症します。

• ウィルスによるもの（ベル麻痺、ラムゼイハ ント症候群）
• 中耳炎、髄膜炎などによるもの
• 側頭骨骨折など外傷性によるもの
• 腫瘍の切除に伴う神経の損傷
• 糖尿病の合併症
• 過労やストレスなどに加え寒冷刺激（冷風や 冷たい外気にあたること）を受ける
  
  

まずは早期の耳鼻科受診を

症状が出た場合に何科を受診すればよいのか、迷われる方が多いようです。まずは早めに耳鼻科を受診して下さい。発症から時間が経過してしまうと出来る治療が限られてしまいます。

鍼灸の施術も同じく、早めに開始するほど改善が期待できます。

当院は 土・日・祝日も営業していますので、営業日カレンダーを確認の上、出来るだけ早いタイミングでご相談ください。