不妊治療と鍼灸~レーザーリプロダクション学会・福岡~
2019年03月19日 | 研修・講習会不妊治療と鍼灸婦人科系の鍼灸
ここ最近は研修で日曜日にお休みをいただくことも多くなり、ご迷惑をおかけしています。
3月も2回のお休みに それぞれ違うテーマでの研修に参加してきました。
3月17日(日)は 福岡ソラリア西鉄ホテルで行われた 「第14回 レーザーリプロダクション学会」 に 昨年に続いての参加です。
リプロダクションとは 『生殖』 という意味で、
今回は 生殖領域の医療においてレーザーの有用性が広く認められたことを経緯に設立された学会への参加となりました。
関西ではIVF大阪・なんばクリニックやHORACグランフロント大阪、英ウィメンズクリニックなど それぞれの院長先生も参加されていらっしゃいます。
今回のテーマは 「統合医療の中心にレーザーを」。
ここ最近頻繁に耳にするようになった 『統合医療』
という言葉。
病気の症状そのものを治す対処療法から 元々の原因となる心や身体の状態、ライフスタイル、食などに加え、鍼灸、漢方、栄養学などを併せながら症状を軽減、完治へと導こうというものです。
今回は、そのテーマに沿って 統合医療の観点からの講演が多くみられました。
当院が所属していますJISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)の代表理事である中村一徳先生は 今年もまた招請を受け 『生殖鍼灸と一般鍼灸』 を演題に 鍼灸とレーザーを併用することでの採卵率、胚盤胞到達率、妊娠率の向上について、データを元に講演されました。
それ以外にも
・藤田絋一郎 先生/東京医科歯科大学名誉教授
『赤ちゃんはなぜ、何でもなめたがるのか~人の腸内フローラは一歳半でほぼ決まる~』
・唐池恒二 会長/JR九州会長
『夢見る力が「氣」をつくる』
など 興味深い講演が多く、
各クリニックにおける低出力レーザーでの研究結果や臨床成績の発表などでは改めてレーザーの効果を再確認でき 大変充実した一日でした。
不妊のための鍼灸(生殖鍼灸)を行っています当院では、すでにクリニックなどでも多く取り入れられている近赤外線レーザーの治療を標準治療に取り入れております。
諸先生方の蓄積されたデータの元、最も効果的とされる照射方法にて鍼灸と併用させていただきますので、赤ちゃんを希望される方はぜひ鍼灸も検討いただければと思います。