不妊治療と鍼灸~排卵検査薬とタイミング法~
2017年03月08日 | 不妊治療と鍼灸
『排卵検査薬とタイミング法』
最近は手に入れやすくなった排卵検査薬。
尿中のLH(黄体化ホルモン)の濃度を測定することで、基礎体温計測による排卵時期予測に比べ より正確な排卵の時期を予測することが出来る方法として、排卵検査薬をつかってタイミング法でトライされているカップルも多いと思います。
今回は 排卵検査薬を使い より高い確率で妊娠へつなげるための情報です。
生理周期では 排卵直前に血中のLH(黄体化ホルモン)の濃度が上昇します。
これをLHサージと言い、LHサージが起こると24時間~36時間で排卵します。
ここで知っておいていただきたいことは、LHサージはある時点、ピンポイントで起きていることではないということです。
LHサージとは、LHの濃度がある時点から徐々に高くなっていき、そしてピークを迎えると徐々に低くなっていく、この間を指します。その時間は LHサージの開始から終了まで48時間です。
排卵はLHサージの開始から24時間~36時間で起きます。
排卵検査薬は尿中のLHの濃度が一定以上になると反応しますが、血液中のLH濃度の上昇が尿中に出るまでのタイムラグ、反応が出た時点がLHサージの開始からピークまでのどの時点かはわからないということ、精子と卵子の寿命などをあわせて考えると、LHサージの開始時にはタイミングを取っておくのが良いことがわかると思います。
検査薬の反応が濃く出てからのタイミングを取る方がよいと思ってらっしゃる方が多いと思いますがそれではベストなタイミングを逃していることも考えられます。
排卵検査薬を使っていらっしゃる方、これから使ってみようと思っていらっしゃる方は 薄くでも反応が出たら出来るだけ早くタイミングを取るようになさってみてください。
当院の鍼灸施術は ホルモン分泌に重要な自律神経の調節や 子宮・卵巣への血流を促進させるというデータに基づいて行っています。
タイミング、人工授精、体外受精 どのステップの方にも受けて頂きたいと思います。
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