鍼灸香里治療院

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不妊治療と鍼灸~卵子の老化について~

2017年03月15日 | 不妊治療と鍼灸

卵子は いつ作られるのでしょうか?

 正確には『卵子の元となる細胞』なのですがそれはその方の お母さんのおなかの中(胎生期)で すでに作られていてそれ以降 新しい卵子が つくられることはありません。

 胎生期に作られた 卵子の元である『卵原細胞』は、排卵されるまでに 減数分裂を経て卵子になりますが、一回目の減数分裂(第一減数分裂)の前期は
胎生期に完了していて思春期になるまで卵巣のなかで待機しています。

そして、生理が始まると 第一減数分裂を再開し 卵子として排卵されるのです。

ですので、今 35歳の方の卵子は36年前に作られた卵子と言えます。

 髪 や 皮膚 といった 新しい組織が日々作られるものでさえ
20歳の時と比べると35歳では衰えていると感じるように、20歳の時の卵子と35歳の卵子では卵の質が衰えていても当然なのです。

 このことを「卵質が悪くなった」とか「卵子の老化」といいます。
(少し言葉の響きとしては よくないですが・・)

なぜそのようなことが起こるかというと、加齢とともに細胞分裂時に染色体の分配にミスが生じやすくなるためです。

つまり、染色体異常の卵子が排卵される確率が高くなるのです。

鍼灸を受けて頂いても悪くなった卵質を正常にもどすことはできません。

しかし、これから排卵される卵子の状態をより良くすることは可能だと考えます。

 卵子が卵巣内で排卵に向かって成長を始めるのは6か月以上も前です。

そのころから子宮や卵巣への血流を促進させることで卵子の質の低下を最小限にすることが可能です。

排卵3か月前から
脳下垂体から出るFSH(卵胞刺激ホルモン)の刺激によって成長を加速させます。

この時期にFSHをしっかり卵巣に届けられる血流を確保することが質の良い卵子を得るために重要なのです。

当院の鍼灸施術は その効果を科学的にも確認できているツボと手法を用いており、受精卵のグレードや着床率、PGSの結果からもその効果を実感していただいています。

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